2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世界は変わる〜詩のこころのこと〜

茨木のり子 著 「詩のこころを読む」 を読んだ。 詩人である茨木のり子が感銘を受けた作品を集めたもの。 岩波ジュニア新書ではあるが、完全に大人向けな気がする。 章立てが 1.生まれて 2.恋唄 3.生きるじたばた 4.峠 5.別れ となっている。 いい…

しゃべくり〜三人飲みのこと〜

Tさん、U君と池袋で飲んだ。 なんだか久しぶりの三人飲み。 それぞれに忙しいようだが、それぞれに楽しんでいるようだ。 この三人飲みはいつも私の脳内エンジンに火をつけてくれる。 他のときに比べて、よくしゃべっているなぁと自分で思う。 基本的に私自身…

思えばよく知らない〜鎌倉のこと〜

高田崇史 著 「QED ventus〈鎌倉の闇〉」 を読んだ。QEDシリーズを読むのは2冊目。第一作目の「百人一首の呪」はメフィスト賞をとっていて、これがなかなか面白い。 ミステリーではあるのだが、大部分は歴史の謎に迫ることがこのシリーズの特徴になっている…

美の歴史を追え〜エルミタージュ美術館展のこと〜

「エルミタージュ美術館展」 を見た。 国立新美術館で開催中の企画展。 ロシアのサンクトペテルブルクにある巨大美術館だが、所蔵数は300万点。 女帝であり、大帝と言われたエカテリーナ2世のコレクションが発端となっている。 今回、選りすぐりの作品89点…

すべて受け入れろ〜最強の運命論のこと〜

佐々木敦 著 「未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシ」を読んだ。 批評家・佐々木敦の近著。 音楽、文芸、演劇、マンガやアニメに至る多分野にわたるポップカルチャーを紹介しながら、 現代を生きるための、著者が唱える運命論が展開される。 とにかく…

情熱と哀切〜智恵子のこと〜

津村節子 著 「智恵子飛ぶ」 を読んだ。 日本人なら学生時代にイヤでもふれる詩がある。 高村光太郎の「智恵子抄」である。 智恵子は東京に空が無いといふ、のあれだ。いやなんです、あなたのいってしまふのが、のあれだ。 詩は知っていても、肝心の智恵子本…

グランクラス〜秋田旅行のこと その7〜

新青森から上野までは新幹線。 盛岡駅の落雷で1時間の遅れがあったが、その程度で良かった。 そして、ついに来た、E6系。 そして座席は、グリーン車? ちっちっ。 新幹線初のファーストクラス、「GRAN CLASS」だ。 最後尾の車両にわずか18席のVIPな座席…

まだまだイベント〜秋田旅行のこと その6〜

十二湖駅から路線バスに乗り青沼へ。 リゾートしらかみに合わせてバスの時刻も決められているので便利だ。 十二湖はその名のとおりブナ林の中に十二の湖が点在する。 ブナ林が雨を含み爽やかな香りを立たせていた。 深く息を吸い込むと、悪いモノが消えてい…

まさにリゾート〜秋田の旅行のこと その5〜

6日は秋田駅から五能線「リゾートしらかみ」という全席指定の臨時快速列車から始まった。 秋田と青森を海岸線と白神山地に沿って進み、途中に様々なイベントがある変わった路線だ。 窓は大きく外の眺めを楽しめる仕様になっており、先頭車両には展望スペース…

最高のBAR発見〜秋田旅行のこと〜その4〜

秋田市内に戻り、チェックインしたあと、空も暗くなってきたので晩ごはん。 駅からとぼとぼ15分くらい歩いたところにある川反地区。 秋田最大、いや東北最大ともいわれる繁華街。 とにかく飲食店とキャバクラ的な店ひしめきあっている。 その数1000を…

男鹿を巡る〜秋田旅行のこと その3〜

なまはげ館を出て、男鹿半島の最北端の”入道崎”へ。 美しい夕焼けが見れることで有名だが、私たちが着いたのは昼。 灯台から日本海を望める。 曇天の下、岩礁にはじける水しぶき。 演歌の世界。 ここはお土産屋を兼ねた食堂が軒を連ねているので、私も海鮮丼…

なまはげ登場〜秋田旅行のこと その2〜

秋田に到着し、予約しておいたレンタカーで男鹿半島へ向かう。 秋田市から男鹿半島にあるなまはげ館まで1時間弱。 基本的に男鹿半島にはなまはげしかない。 なまはげ推しが半端じゃない。 突然現れる巨大立像や道の駅での土産、とにかくなまはげ。 なまはげ…

寝台車に旅情が満ちる〜秋田旅行のこと その1〜

なにがゴールデンウィークだと。 こちとら休みは5日と6日だけ。 だがこの貴重な休みを無駄にはできないということで、兄(叔父)と二人で秋田旅行を計画していたのである。 男同士の旅行は大学時代にFと行ったスペイン・モロッコの旅以来。 基本的にひとり…