2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夢に、デルヴォー〜ポール・デルヴォ―のこと〜

「ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅」 に行って来た。 府中市美術館の企画展。 マグリットと並んでベルギーを代表するシュールレアリズム絵画の代表的な画家。 私のようにマグリットを好きになった人は、このデルヴォーも必ず通るはずだ。 今回は日本初公開…

会社っていいな〜三人飲みのこと〜

Tさん、Y君といつものように池袋で飲んだ。 今年はとにかく山へ行こうとすると天気が崩れる。 せっかくなので飲もうということに。 今回はTさんの職場の人がゲストでやってきた。 ゲストさんがなぜか緊張しているというので、 こりゃトークのギアを入れな…

カリスマ続出〜シモンと70年代のこと〜

四谷シモン 著 「人形作家」 を読んだ。 私が人形の世界に興味をもつきっかけとなった四谷シモンの自叙伝。 人形作家としてお馴染みの四谷シモンではあるが、そこに至る過程は波乱万丈だ。 自由奔放な母親の元で育ち、ロカビリーを歌ってみたり、唐十郎の状…

気分上々〜ツーリングのこと〜

Y君とツーリングにでかけた。 天気は最高のバイク日和。 そろそろバイクと合体するであろうY君に誘われて山梨方面へでかけた。 Y君のバイクが見ないうちに大きくなったと思ったら、大型1300に。もはやバイクというより軽自動車である。 富士吉田で降り、さ…

伝える力〜山本美香さんのこと〜

山本美香 著 「世の中への扉 戦争を取材する―子どもたちは何を体験したのか」 を読んだ。 今も内戦が収まらないシリア。 その取材中に銃撃戦にまきこまれ死亡したジャーナリスト山本美香さんが、 10代に向けて書いた作品。 戦争とはどういうものなのか、ど…

最高だってよ〜「桐島、部活やめるってよ」のこと〜

映画 「桐島、部活やめるってよ」 を観た。 学校という閉鎖的な社会におけるヒエラルキー。 その頂点にいた桐島が部活を辞めるということに、振り回されてる生徒たちを描いた、青春群像劇。 結論からいうと、この映画は傑作だ。ここ最近では群を抜いて面白い…

世界は変わる〜Y子さん飲みのこと〜

桐島観たあと、Y子さんと飲んだ。桐島を観たら、学生の頃自分はああだった、こうだったと話したくなる。 私は時代によってキャラがずいぶんと違う。 小学校はのび太、中学校でワルくなる、高校ではまじめな委員長、大学では孤高をきどった文学青年、会社で…

土偶な夜〜職人飲みのこと〜

TとTの仕事仲間のUさんとK君と飲んだ。年齢の近い仕事仲間と飲むときは、なぜか時々私も呼ばれる。 職人さんたちに交じって、話の潤滑剤になるべく私もいそいそと出かけるわけだ。 仕事の愚痴ややりがい、若手の育て方、、、業種は違えどもその辺りは大…

程度が難しい〜女刑事のこと〜

誉田哲也 著 「ストロベリーナイト」を読んだ。昨年あたりに竹内結子主演でドラマ、映画化された女刑事小説。 ちなみに映像作品はまったく見ていない。惨殺を死体の発見から「ストロベリーナイト」と呼ばれるイベントの存在が浮かび上がる。 直感と行動力で…

カメラを持とう〜写真と世界のこと〜

「操上和美 時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間」 を見た。 写美の企画展。広告写真家の繰上和美が日常の中で撮りためたスナップショットから選んだものが展示されている。 1970年から現在に至るまでの感覚の歴史を見ているような感じ。…

名品といわれる意味〜茶道具のこと〜

「利休と織部―茶人たちの好みと見立て」 を見た。 畠山記念館の企画展。 アニメや小説で茶道具に興味を持ち始めたわけだが、なかなか難しい。 美術品というのは本物を見ていくしかないと思っているので、今回足を運んだわけである。 初めて行った畠山記念館…

リアル忍者〜忍者のこと〜

和田竜 著 「忍びの国」 を読んだ。ようやく「のぼうの城」の公開が解禁された和田竜の2作目の長編。 天正伊賀の乱といわれる。織田軍と伊賀者との戦いが今回の舞台になっている。 乱世の中で主君と共に生きようとする武者たちと、 とにかく金のためなら仲…