2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いらっしゃーい〜Tさん邸のこと〜

U君と二人でTさんの新居にお邪魔した。 新居にお邪魔というだけでテンションが上がる。 私は人を招くのは嫌いではないが、人の家に遊びに行くのは大好きだ。 家にはどうしたって住んでいる人の個性が出るし、住んでいる人たちの関係性も浮き出るものだ。 そ…

焦りすぎ〜「万寿子さんの庭」のこと〜

黒野伸一 著 「万寿子さんの庭」 を読んだ。 斜視にコンプレックスを持つ二十歳の京子は、社会人になり一人暮らしを始める。 引っ越し先で近所に住む万寿子さんという変わった老人と出会うことになる。 京子に面と向かって「ブス」と罵るような万寿子さんと…

違う、そういうんじゃない〜ルパン三世展のこと〜

「アニメ化40周年 ルパン三世展」に行ってきた。 熊野のから帰ったその日の午後に、銀座へと向かった。 ルパン好きとしては行かざるを得ない。 71年に1stシリーズが放送されてから40周年、今も絶大な人気を誇るルパン。 日本を代表するアニメと言っても過…

〜伊勢・熊野旅行のこと その7〜

バスで移動と言えど汗をたっぷりかいたので温泉に入ることにした。 紀伊勝浦は海に面した温泉街なのだが、港から少し離れた島にホテルが点在しいる。 時間もあるので、島のホテルの温泉を利用することにした。 ホテルまではピストン運行している連絡船で移動…

自然の尊厳〜伊勢・熊野旅行のこと その6〜

本宮の次は熊野速玉大社。 ここは朱色が鮮やかな社殿がまぶしい。 前日に行ったごとびき岩でお馴染み神倉神社が旧宮で、それに対しここは新宮といわれる。 宝物館にある御神宝はすべて国宝。 個人的に良かったのは天然記念物のナギの大樹だ。そしてまたバス…

何もない存在感〜伊勢・熊野旅行のこと その5〜

熊野三山は場所が離れていて、自力で回るとなかなか骨が折れる。一日でめぐるなら尚更だ。 そこで三山を回ってくれる観光バスを使うことにした。 その最初の目的地が、全国にある熊野神社の総本山、熊野本宮大社だ。八咫烏(やたがらす)がシンボルが特徴的…

神戸と大阪と東京の男たち〜伊勢・熊野旅行のこと その4〜

ようやく宿でひと休みする頃には陽も傾いてきていた。 安宿なので温泉も食事も無い。 でもこれでいいのだ。温泉はいくらでも日帰り利用できるし、食事はやはり地元の店がいい。 立派なホテルの温泉でトゥルトゥルになったあとはビールと美味しい食事を探す。…

いざ、ごとびき岩〜伊勢・熊野旅行のこと その3〜

伊勢からは特急ワイドビュー南紀5号に乗って、熊野方面に向かう。 3時間弱かかるのだが、のどかな田園風景から、紀伊半島を沿うように走る車窓は広い海の景色が広がり飽きることがない。 宿のある紀伊勝浦の少し手前の新宮という駅で降りる。 ここには絶対…

神様どころではない〜伊勢・熊野旅行のこと その2〜

伊勢神宮は大きく外宮と内宮と二つある。 外宮は産業や衣食住を司る豊受大御神を、内宮は、日本国民の総氏神の天照大御神を祀っている。 外宮は駅から近く庶民的な感じ、内宮はバスで15分程度の場所にあり、外宮よりもすべて格式高い作りになっている。 森…

ピンク色の旅立ち〜伊勢・熊野旅行のこと その1〜

23:40池袋発、伊勢市行のバスに乗るべく家を出た。大幅に遅れて。 うっかり、のんびりしていたら猛烈にギリギリの時間。 出発5分前に池袋駅に着くことになり、車内でやばい、やばいと焦る私。 焦りまくるはずだが、飛び乗った車内に林家ペーとパー子が揃って…

神様のいる場所へ〜旅の準備のこと〜

このお盆休み、奇跡の連休が実現した。 3連休だと実質2連休になってしまうのだが、今回はまさかの4連休で実質3連休。 私に3連休を与えたら、もうじっとはしていられない。 ずーーーっと行きたかった場所に行くことにした。 それは伊勢神宮と熊野三山であ…

静かに優しい視線〜「ある小さなスズメの記録」のこと〜

クレア・キップス 著 「ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯」 を読んだ。 舞台は第二次世界大戦の真っただ中のイギリスはロンドン。 キップス夫人は偶然スズメの雛を拾う。そのスズメは翼と足に障害があったが、彼女…