男鹿を巡る〜秋田旅行のこと その3〜

なまはげ館を出て、男鹿半島の最北端の”入道崎”へ。
美しい夕焼けが見れることで有名だが、私たちが着いたのは昼。
灯台から日本海を望める。
曇天の下、岩礁にはじける水しぶき。
演歌の世界。


ここはお土産屋を兼ねた食堂が軒を連ねているので、私も海鮮丼を食べた。
どんぶりはやや小ぶりだが、具がぎっしり入っていて食べ応えがある。
いくらの粒が大きくて甘い。


今度は半島の南へ。
私が男鹿でどうしても見たかったのが、五社堂である。
999段の石の階段の登ると見えてくる、横一列に並んだ五棟の社殿。

ここは面白い鬼(なまはげ)伝説が残っている。
興味をもったら自分で調べてみてほしい。


この社自体は江戸時代に作られたものらしいのだが、
よく見ると面白い作りになっている。
このように横一列に並んでいる様はどこか建売住宅のようだ。


伝説を知った上でこの場所に来てみると、
山深い場所にあるこの五社堂が寂寥感溢れていて、実に味わい深い。
人も少なく私好みだった。


このあと道の駅で温泉に入った。
地元のおじいちゃんにヒゲをほめられ、お湯の中でしばし歓談。
年配の方は訛りが結構激しく大変だった。


それにしても秋田の人たちは皆、肩の力が抜けているというかナチュラルに良い人が多いようだ。
私は癒しという言葉が嫌いだが、こういう自然な癒しは良いかなと思う。