2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

戦いとイメージ〜詩のこと〜

谷川俊太郎 著 「谷川俊太郎詩選集 2」 を読んだ。 大人から子供まで知っている日本の詩人はもはやこの人しかいないのではないだろうか。 日本を代表する詩人と言っていいだろう。 詩選集1は20〜40代の作品、この2では80年代を中心に発表された詩やわらべ…

感想〜黒門亭のこと〜

落語を聞きに黒門亭に行って来た。 三遊亭金時さんの出るので、いそいそとでかけたわけだが、 今回のネタは「淀五郎」。 忠臣蔵を演じる役者たちの話で、知識と演技力を求められる難しい噺だが、 そこは演技派の金時さん。 ぐっと見入ってしまった。あとは、…

絶妙な不安感〜梅崎春生とIZのこと〜

梅崎春生 著 「幻化・日の果て」 を読んだ。 地元グループKの奥さんであるIZは、私の数少ない読書仲間だ。 時折メールで情報交換をするのだが、このIZという人は少々変わっている。 私もそうだが、見た目は本を読むようにはまったく見えないのだが、こ…

ドMの集まり〜若手の会のこと〜

仕事関係の若手の会が行われた。 毎回、誰かが仕事で絡んでいる店に行くのだが、今回は自由が丘である。 毎度、毎度、店だけは洒落ている。 店だけというのも、なにせ男だけ8人なのだ。 男8人が自由が丘でトマト鍋ってどうだろう。 女子会ならぬ、ホモ会で…

エゴをもってエゴを描く〜「こころ」のこと〜

夏目漱石 著 「こころ」 を読んだ。 日本人であるならば、学生の頃になんらかの形で「こころ」を断片的にでも読んでいるだろう。 しかし全部読んだことある人はどれくらいいるのだろう。私も今まで未読だった。 私と先生が出会うところから物語は始まる。 こ…