2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

情動〜フランシス・ベーコンのこと〜

「フランシス・ベーコン展」 に行って来た。 ピカソと並んで評される20世紀を代表する画家。 少し前に30億以上の価格で落札されて話題になった。 ちなみに90億ついた作品もある。。 初めてベーコンの作品を認識したのは、二十歳そこそこの頃だと思う。…

戦える強さはあるか〜差別のこと〜

野中 広務、辛 淑玉 著 「差別と日本人」 を読んだ。 部落出身者であり、戦争体験者でもあった政治家、野中広務。 在日としてのアイデンティティを保ちながら、民族、フェミニズムの視点から人権を訴え続ける辛淑玉。 そんな2人が日本が抱える人権問題につ…

受難〜「十二国記」のこと〜

小野不由美 著 「十二国記 月の影 影の海 上」 を読んだ。 ”学生時代、クラスで目立たない女子が休み時間に読んでいる本”として、 私の中でお馴染みの作品。 ラノベの草分け的作品としても知られているが、未読であった。 新潮社から新装版として出版された…

干物最高〜お墓詣りのこと〜

母とお墓詣りに行って来た。 千葉の鴨川にある祖父母のお墓へ。 天気も良く、ドライブ気分で車を走らせる。 サービスエリアでロッテリアに寄ることを忘れてはいけない。 母はロッテリアのエビバーガーをこよなく愛しているのだ。 お墓詣りをすると気分がスッ…

小ネタ集〜「のはなし」のこと〜

伊集院光 著 「のはなし にぶんのいち 犬の巻」 を読んだ。 伊集院光のメールマガジンに掲載されていたエッセーをまとめたもの。 文庫化にあたり、写真コレクションが掲載された。 はじめて伊集院光の声を聴いたのが中学三年生。 以来、ブランクはあったが今…

よかくに人の世は住みにくい〜「何者」のこと〜

朝井リョウ 著 「何者」 を読んだ。 「霧島、部活やめるってよ」でお馴染みの著者の直木賞受賞作。 就活中の学生たちの日常から現代人、特に若い世代が抱える影を描く。 フェイスブックやツイッターをコミュニケーションツールとして日常的に使う世代。 彼ら…