2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

人類の終わりの始まり〜ゴリラのこと〜

終わった。 ついに現れてしまった。 地味に話題になっているのだが、まだ知らない人も多いだろう。 そう、二足歩行するゴリラである。 以前、棒を使うゴリラも現れたというニュースもあった。 怖い。怖すぎる。 「猿の惑星」に登場する戦闘ゴリラを見たこと…

芸術の本質〜アウトサイダー・アートのこと〜

「3331 Arts Chiyoda」 に行って来た。ここは御徒町と秋葉の間にあった中学校を改装して作られた複合アート施設だ。 若手のアーティストの発表の場としてのギャラリーやワークショップなどを行う場になっている。 元々学校なので、ギャラリーも教室のように…

完成されたファンタジー〜「新世界より下」のこと〜

貴志祐介 著 「新世界より 下」 を読んだ。 上巻では子供時代の主人公たちの冒険を通じて、この作品の世界観を理解できたわけだが、 下巻では大人になった主人公たちの戦いが始まる。 この戦いが実に壮絶なことになっている。 SF小説というと子供も読みや…

腰は体の要〜腰痛のこと〜

いつものように仕事していた。 別に特別重いモノを持ったわけでもなかった。 別に無理な体勢をしたけでもなかった。 それなのに、突然来た。 腰に恐ろしいほどの痛みが。 歩くことはおろか、真っ直ぐ立つことができなくなった。 お爺ちゃんのように前かがみ…

SFかホラーか〜「新世界より」のこと〜

貴志祐介 著 「新世界より 上」 を読んだ。ホラーのイメージの強い作家だが、これはSFである。 1000年後の日本、呪力を扱うことができる世界の子供たちの冒険の物語。 ハリー・ポッターと指輪物語を日本風にしたような世界観で、結構複雑な設定だ。 で…

写実と実存〜ホキ美術館のこと〜

ホキ美術館に行って来た。 昨年11月にオープンしたばかりの、日本で初めての写実絵画専門の美術館である。 千葉の内陸、土気という場所にある。高速使って美術館に行くことになるとは。 写実絵画は簡単に言えばリアリズムの極み。まるで写真のように超絶技…

あの頃の気持ち〜「ミカ!」のこと〜

伊藤たかみ 著 「ミカ!」 を読んだ。 私はブックオフの100円コーナーの本をお風呂用として買っている(水没するから)。 どのブックオフに行っても見かけるのが、この作品である。 小学館児童出版文化賞受賞作でもあるようだ。 それだけ読まれているとい…

親子町歩き〜自由が丘のこと〜

母が暇だというので、二人で自由が丘に行って来た。 私はテーブルウェアなどの雑貨や家具、それに洋服も大好きだが、それは間違いなく母の影響である。 二人でああでもない、こうでもないと言いながら散歩するパターンは昔から多いのである。 そんな二人にと…

イメージの集合〜「図書館の海」のこと〜

恩田陸 著 「図書館の海」 を読んだ。 恩田陸というと長編のイメージが強いが、これは短編集だ。 何編かは長編のサイドストーリーだ。 例えば、「六番目の小夜子」や「夜のピクニック」などだ。 どんなものかと読んでみたが、そもそもその長編の内容をほとん…

上野再発見〜岩崎邸と2k540のこと〜

ずっと行きたかった上野にある旧岩崎邸庭園に行くことができた。 「龍馬伝」で香川照之演じた岩崎弥太郎でお馴染みの岩崎邸だ。 三菱財閥の総本山と言ってもよい邸宅であり、設計者はあのコンドルだ。 鹿鳴館や三菱1号館など、日本の西洋建築の礎を築いた人…

あけました〜三が日ダイジェスト〜

昨年は新年早々に家族が私の家に集まり、大変な思いをしたものだ。 今年は実家に集合である。 集まるのはいつもの面々なのだが、やはり新年の挨拶はかしこまる。 皆きちんとした服装で来る。普段着で来ると母にその後一年中言われることになるからだ。 食べ…