2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

恐怖の時間〜算数のこと〜

清水義範 著 西原理恵子 絵 「いやでも楽しめる算数」 を読んだ。 折あるごとに言っているが、子供の頃の私はバカだった。 それも普通のバカではない。トップクラスのバカだった。 算数などは、その存在そのものが恐怖であった。 九九を覚えるのも一番最後だ…

同世代の活躍〜黒門亭のこと〜

前日に兄(叔父)と飲み過ぎ、日曜だというのにやや不調。 こういうときは、のんびり落語に限る。 ということで、いつもの黒門亭へ。 春風亭朝也、三遊亭金八が「七段目」と「秋刀魚芝居」を続けて披露してくれた。 この二つの話はともに話の中に歌舞伎など…

至福の時間〜マッサージのこと〜

今年、まさかの動けなくなるという地獄を味わって以来、心のどこかに不安がある。 左の臀部からヒザの裏にかけて常に張っている感じがあるし、背中や腰はゴリゴリだ。 もっと自分の体をケアしなくてはいけない年齢になっているということを自覚せざるを得な…

最期の一幕〜死に際のこと〜

文芸春秋 編 「見事な死」 を読んだ。3.11以来、日本人の死生観は少なからず変化したと思う。 近しい人間の死、そして自分の死というものを想像した人も多いだろう。 この世界で唯一平等であるといえるのは、人はみんな死ぬということだけ。 その死を考える…

キャパオーバー〜横浜トリエンナーレ2011のこと〜

「横浜トリエンナーレ」に行ってきた。 三年に一度の現代アートの祭典だ。 横浜美術館と日本郵船海岸倉庫を会場に絵画はもちろん巨大なオブジェやインスタレーションが展示されている。 現代アートの企画展はだいたい空いているのだが、なぜか横浜トリエンナ…

日本人なら〜古事記のこと〜

阿刀田 高 著 「楽しい古事記」 を読んだ。 伊勢熊野旅行へ行くにあたり、日本の神話を復習しようと読み始めたものだ。 古事記は日本人の誰もが知っているが、本当に読んだ人はほぼいないだろう。 そこで入門書の達人こと阿刀田さんの本に頼ることにしたわけ…

戦う女たち〜女子総合格闘技ジュエルズのこと〜

なでしこフィーバーなど女子の活躍が目立つスポーツ界。 以前から気になっていた女子の総合格闘技を見てみることにした。 場所は新木場1stRING。開場前に行くとすでにお客さんが集まっている。 いかにも格闘好きの人、おたく的な人、選手の家族らしき人さま…

絆と強さ〜山崎家のこと〜

山崎大地 著 「宇宙家族ヤマザキ」 を読んだ。 昨年、ディスカバリーで宇宙へと旅立ち、先日JAXAを引退した宇宙飛行士の山崎直子さん。 著者はその旦那さんである。あのなかなかの男前でお馴染みの人である。 なんかスマートな人生送っちゃってるんじゃない…

これが印象派〜ワシントンナショナルギャラリー展のこと〜

「ワシントンナショナルギャラリー展」を見に行った。アメリカの誇る美術館のひとつである同美術館の修理に伴い、 いまだかつてない規模と質のコレクションが海外へと貸し出された。 常時展示の珠玉の作品が一気に出ることは今までも無いし、これからも無い…