2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

それはそれは恐ろしいもの〜物の怪のこと〜

「お伽草子 この国は物語にあふれている」 を見た。 サントリー美術館の企画展。 室町から江戸まで、日本ではさまざまな物語が生まれ、伝承されてきた。 その時々の文化を反映した物語が絵巻物などに描かれ、後世に伝えらてきたことは、実に興味深いことだ。…

第一試合〜婚活開始のこと〜

久しぶりにやる気を出して、婚活をすることにした。 その第一試合が行われた。(とりあえず5番勝負はしようと思っている) 31歳。某出版社営業。 営業だけあって、人慣れしている感じの女性。 だが出版社特有の疲れた目をしている気がした。 基本的に、私…

本屋大賞な感じ〜「舟を編む」のこと〜

三浦しをん 著 「舟を編む」を読んだ。 今年の本屋大賞受賞作。 本屋大賞自体が疑わしいと思うようになり、「神様のカルテ」でこりゃダメだと思ったわけだが、 それでも売れるのが本屋大賞である。 とりあえず読んでみた。 長い年月と努力を必要とする辞書の…

熱狂の時代〜70年代のこと〜

「日本の70年代 1968-1982」 を見た。 埼玉県立近代美術館の企画展。 70年代。大阪万博、学生運動、アングラ演劇、ぴあやananの創刊、フォークとロック、若いエネルギーが噴出していた熱い時代だ。 芸術も非常にエネルギーにみちていた。 横尾忠則、金子…

日曜の夜に〜ファミレス部のこと〜

地元グループのファミレス部で集合。 またAさんとY嬢はそれぞれ子供を置いてきた。 この日、朝っぱらからAさんのせいで軽い騒ぎになった。 ふたを開けてみたら大した問題ではなかったのだが、 これは裁判だとY嬢が例によって面白がり出して、召集。 とはいえ…

趣味開放〜Y子さん飲みのこと〜

Y子さんと飲んだ。 紆余曲折あり、十数年の時を経て親交が始まった才女のY子さん。 美術と文学を愛するという稀有な存在で、じっくり話をしたいと思っていたわけである。 文学好きというのは稀にいるが、美術好きというのはなかなか出会うことができない。 …

人間とは〜「夜と霧」のこと〜

ヴィクトール・E・フランクル 著 「夜と霧」 を読んだ。NHKの「100分de名著」という番組をずっと録画して見ているのだが、 そこで取り上げられ、読まずにはいられなかった。 被災地で売れているというこの本は、 ナチスによるユダヤ人強制収容所において、絶…

写真って〜田村彰英のこと〜

「田村彰英 夢の光」 を見に行った。写真美術館での企画展。 70年代から活躍している、日本の現代写真を牽引してきた写真家、田村彰英の作品展。 日本にある米軍基地を撮影した作品群は、それが日本ではないようにあえて撮影されている。 日本の中の異国を…

音が聞こえる写真〜鋤田正義のこと〜

「SOUND&VISION 鋤田正義展」 に行って来た。 写真美術館で開催中の企画展。 国内外のアーティストに高い支持を得ている写真家の鋤田正義の作品展。 70年代というポップカルチャー、サブカルチャーの息吹を感じることができる。 写真だけでなく、CMやミュー…

酒の肴〜三人飲みのこと〜

山へ行く予定が天気で流れたので、TさんとU君と例によって池袋で飲んだ。 最近、U君をいじるネタができたので私のテンションが高い。 この酒の肴はなかなかいい味である。以上。

暴走ハイテンション〜志ん橋さんの野晒しのこと〜

黒門亭で落語を観た。前座さん、柳家花いちさん、桂藤右衛さん トリは古今亭志ん橋さんである。 この志ん橋さんが超絶面白かった。 野晒しという演目で、 長屋の隣に住む先生が向島で野晒しになっていたシャレコウベを供養したら、家に美人の幽霊が訪ねてく…

生活の中に〜向田ドラマのこと〜

向田邦子 著 「せい子・宙太郎 下」 を読んだ。 向田作品の登場人物は普通の人たちだ。 普通の未完成な人たち。 それなのに、昔会ったことがあるような懐かしい存在感があるから不思議だ。 奇抜で個性的な人たちが活躍する昨今のドラマがまるで陳腐に見えて…

「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」 を観た。 東京都現代美術館で開催中の企画展。 エヴァでお馴染み庵野秀明が館長となり、彼が影響を受けてきた特撮の世界が堪能できる。 ウルトラ警備隊などが乗り込む飛行機の模型から、特撮ヒー…

日本って面白い〜ファッションデザインのこと〜

「Future Beauty 日本ファッションの未来性」現代美術館で開催中の企画展。 高田賢三、三宅一生。 続いて川久保玲や山本耀司。 世界のファッションシーンに衝撃をもたらした日本人デザイナーたち。 黒の衝撃と言われた斬新なデザインから、次世代のデザイナ…

不思議な安心感〜向田作品のこと〜

向田邦子 著 「せい子・宙太郎 上」 を読んだ。向田邦子と久世光彦の同タイトルドラマの文庫化。 とある葬儀屋に住み込みで働くことになったせい子と宙太郎の夫婦。 住み込み先である玉木家の夫婦と子供たちとのどたばた劇。 人間はどうしようもない。 でも…

疲労困憊〜地元飲みのこと〜

TとY嬢の旦那のAnちゃんと三人で飲んだ。Y嬢は大変マイペースなので、Anちゃんはさぞ気苦労も多かろう。 という余計な老婆心から、ちょこちょこ誘っている。 とはいえ、この三人で飲むのは初。 Anちゃんは大変よろこんでくれた。 7時からというのに、6時過…