2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 いざ出陣〜戦国メイドカフェのこと〜

ついに初めてのメイドカフェに行くことができた。 U君とTさんと秋葉原に集合。 向かったさきは戦国メイドカフェ&バー「もののぷ」である。 テレビや雑誌などでもよく取り上げられている店だ。 普通のメイドカフェは逆にハードルが高い気もしたし、 萌え萌…

 そのカードは無かったことに〜タロット占いのこと〜

先日、いつものバーに行ったときの話。 バーテンKがタロット占いを覚えたというのである。 どうせ客も来ないからやってみようということに。 テーブル席で向かい合わせに座った。 「で、何を占います?」 「やっぱり、こういうのは恋愛かな?」 「えー、占…

大人の時間は過去の時間〜「翳りゆく時間」のこと〜

浅田次郎 選 日本ペンクラブ 編 「翳りゆく時間」を読んだ。 北方謙三、阿刀田高、山田詠美、、7人の作家の短編集。 浅田次郎が選んでいるということもあって、とりはいきなりの三島由紀夫である。 大人の短編集といった感じの内容になっているのだが、 読…

 北千住で退廃的な酒を〜デカダンスのこと〜

Eさんと映画をみたあと飲みに行った。 北千住駅前は丸井などもできて以前とは見違えるようになったが、 路地を入れば昭和の影が色濃く残っている。 小体な店が肩を寄せ合うように並ぶ姿が何とも言えない。 あらかじめ調べておいた「鳥しげ」という店へ。 焼…

 バーチャルリアリティの極み〜小津映画のこと〜

映画「秋日和」を観た。まさか、小津安二郎の作品を映画館で観られるとは。場所は北千住の芸術センター2階にあるシネマブルースタジオ。 なぜ小津なのか、しかもなぜこの作品なのか、それは謎である。 千円で観られるのだが、想像通り客は私たちを入れて1…

 陶芸の力〜ルーシー・リーのこと〜

「ルーシー・リー展」を観に国立新美術館に行ってきた。陶芸家ルーシー・リーの存在を知ったのは数年前テレビの番組だった。 穏やかで品のあるお婆ちゃん。そんな彼女が作り出す作品に衝撃を受けた。 いつか実物を見たい――そう思っていて、 今年大規模な回顧…

 裏返せ俺を〜言葉の可能性のこと〜

谷川俊太郎 著 「谷川俊太郎詩選集1」を読んだ。よくぞその顔でと思うかもしれないが、私は詩も読んだりもする。 今回は谷川俊太郎。 今なお現役で頑張る日本人なら知らない人はいないだろう。 子供から親しめる詩をいくつも残していて、生きていればどこか…

ジグザクサンバ〜竜ヶ岳のこと〜

今年3度目の登山。 いつも完全お任せ状態で、当日まで何処に向かうのかもわかっていない。 今回は富士五湖のひとつ本栖湖の近くにある竜ヶ岳に行くことに。 気持ちの良い五月晴れのせいだろうか、高速降りてからのドライブコースが大渋滞だ。 スタートから…

重力ピエロ

伊坂幸太朗 著「重力ピエロ」を読んだ。他の作品も何冊か読んでいるが、とにかくこの作家さんは文章がスタイリッシュだ。 すかしていやがる! と思うギリギリのラインの文章でセンスを感じる。 時々、ラインを超えることもあるにはあるのだが……。 そのあたり…

これぞ都会のオアシス〜自然教育園のこと〜

雑多な目黒駅を降りて白金方面に少し歩くと、その別世界への入り口がある。 国立科学博物館の施設のひとつ、自然教育園だ。 多種多様の植物が育てられ、昆虫や鳥が共存している。 東京にいることを忘れてしまうほど静かで、そして豊かだ。 深い緑、鮮やかな…

過去の表現〜MOT常設展のこと〜

「Plastic Memories いまを照らす方法 」を見た。 東京都現代美術館の常設企画。 時間や記憶といった感覚的にしか捉えられない概念に挑んだ作品が展示されていた。 瞬間や永遠を表現するのは芸術のひとつの大きな主題ともいえる。 ある時代のある地域のある…