土偶な夜〜職人飲みのこと〜

TとTの仕事仲間のUさんとK君と飲んだ。

年齢の近い仕事仲間と飲むときは、なぜか時々私も呼ばれる。
職人さんたちに交じって、話の潤滑剤になるべく私もいそいそと出かけるわけだ。


仕事の愚痴ややりがい、若手の育て方、、、業種は違えどもその辺りは大差ないものだ。
それでも、商売人と職人とでは違う部分もかなりある。
やはり手に職を持っている人たちというのは、私からみると頼もしく見え、羨ましくも思う。
さらに横のつながりも強いことも、私には無いものだ。


職人のノリというものなのだろう、そのままTがよく行っていたキャバクラへ移動。
私は人生2度目。はっきり言って嫌いなのだが、Tの面子もあるので同行した。


それにしても、このシステムの何が面白いのかがさっぱりわからない。
女の子と薄っぺらい話をし、酒を飲み、歌う。
だんだんと私の顔が遮光器土偶みたいになっていく。
そもそも土曜は2時半起き。気づいたら徹夜だった。。。


このクオリティーでこの金額かいと思いつつも、勉強代としてお金を払って先に帰った。
どうにも私はこういう遊びに気持ちよくお金を出せない。
この金額なら、バーで一人で高い酒飲んだ方がいいとか思ってしまうあたり、男として失格なのだろう。


とはいえ、いろんな意味で勉強になった夜だったわけである。