芸術の本質〜アウトサイダー・アートのこと〜

3331 Arts Chiyoda」 に行って来た。

ここは御徒町と秋葉の間にあった中学校を改装して作られた複合アート施設だ。
若手のアーティストの発表の場としてのギャラリーやワークショップなどを行う場になっている。
元々学校なので、ギャラリーも教室のように細かく分かれていて、無料のものが多いのが特徴だ。


今回は新聞でみかけた藤原彩人という若い作家の作品を見たくて行って来た。
陶芸と彫刻を合わせた方法で独特の人形を作っている。
実際見てみると、想像以上に気持ち悪かったが、こういうの嫌いじゃない。


あと障害のある人を対象とした芸術作品の公募展も覗いてきた。
アール・ブリュットアウトサイダーアートなどと言われたりもするが、
独特の色彩や形、繰り返される運動の迫力、その迫力は障害をもった人にしかできないことのように思える。


全国から集められた作品が所狭しと並べられていたが、すごかった。。。
狂気と歓喜が混ざってると言えばいいのか、言葉にしがたい。
芸術という表現方法を使って、本当に世界にぶつかっているという感じ。


以前、ヘンリー・ダーガーというアウトサイダーアートの代表と言われる作家の個展に行ったのだが、
その衝撃は今まで見た絵画展でも一番凄かった。
ちなみにダーガーは世界一長い小説も書いている。
この挿絵を自ら描いているのだが、これはもう各自見てもらうしかない。。。。


何か芸術の本質を考える一日だった。