同世代の活躍〜黒門亭のこと〜

前日に兄(叔父)と飲み過ぎ、日曜だというのにやや不調。
こういうときは、のんびり落語に限る。
ということで、いつもの黒門亭へ。


春風亭朝也、三遊亭金八が「七段目」と「秋刀魚芝居」を続けて披露してくれた。
この二つの話はともに話の中に歌舞伎などの芝居のシーンが入る。
歌舞伎好きの若旦那役として歌舞伎を演ずるのである。
三味線などの鳴り物も入ってくるというものだ。


落語協会の小さなビルの中の一室というこの黒門亭は寄席などではできない話の練習場ともいえる。
そこで趣向を凝らして続けて芝居モノを選んだそうだ。
汗だくで演じていたがなかなか見応えがあった。


トリは三遊亭歌橘
ペケポンなどのテレビにもよく出ているようだが、残念ながら見たことはない。
見た感じはほぼ内山くんである。
演目は古典の名作、「紺屋高尾」。職人と花魁のプラトニックなお話である。意外なチョイス。。
個人的には好きなタイプの落語ではなかったが、若い落語家がテレビで活躍するのは歓迎である。頑張ってほしい。


それにしても、朝也や歌橘は同世代である。
落語会ではまだまだ若手だが、油の乗った芸人になるべく切磋琢磨しているわけだ。
私も負けてはいられない。
まさか落語聞いて鼓舞されるとは。