学び語れ〜日本の問題のこと〜

池上 彰 著 「日本(にっぽん)の選択−あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本 2」 を読んだ。


昨年末の選挙直前に出た作品。
選挙特番でも話題になった著者が、例によってわかりやすく日本がかかえる問題点を挙げている。


消費税、領土、エネルギーから選挙制度教育委員会、大学の秋入学、
目の前の問題から、未来のために今考えるべき問題まで様々なトピックスがある。


政治家任せにはもうできないということは、誰もが痛感しているはず。
カリスマが現れて何とかしてくれるはず、と楽観視している暇すらない状況だ。
池上氏も繰り返し警鐘を鳴らしているが、
個々人が本当に考えていかなくてはいけないところまで来ているわけである。


ネットの解禁により、パブリックコメントも今までよりは政治に届くようになるはず。
国民の特に若い層の意識が高くなれば、政局に影響を与えることもできるはずなのだ。
そうするにはもっと関心を持ち、知識を得て、語る必要がある。


それにしても、池上彰の孤軍奮闘ぶりには感心する。
三国志的な漢っぷりすら感じてしまう。
山積する問題に覚悟を決めていこうと、そう思ったわけである。