白ける展開〜「夏のロケット」のこと〜

川端祐人 著 「夏のロケット」 を読んだ。


第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞したデビュー作。
高校時代、天文部ロケット班が果たせなかったロケット打ち上げの夢。
大人になって再び集まることになり、火星への夢を実現するべく計画を実行することになる。
しかし、その背後に過激派ミサイル計画との関連を疑われることになる。。


お風呂で読んでいたが、水没すること数十回。もはや古文書のようになってしまった。
2ページ読むと睡魔が襲う。それくらい面白くない。
ロケット開発の歴史や技術に関する知識が散りばめられていて勉強にはなるのだが、
いかんせん文章が拙い。
個性的なキャラクターも逆にステレオタイプに思える。
ストーリー展開も強引にドラマを生んでいるようで白けてしまった。


アマゾンのレビューは高評価のようだが、私敵には星ゼロ。
まぁ、私の脳が科学や数学に拒否反応をしてしまう傾向にあるせいかもしれないが。。。


夏のロケット (文春文庫)

夏のロケット (文春文庫)