そろそろ〜寺山修司のこと〜
寺山修司 著 「少女詩集」 を読んだ。
私は読書が好きだし、演劇も好きだ、詩も読む。
そうなると避けては通れないのが寺山修司である。
天井桟敷でアングラ演劇を牽引しながら、あらゆるジャンルでその才能を発揮した人物だ。
若い人をぐいぐいと引き込む魅力があるのだろう。
それだけに、ひねくれた私は寺山修司を避けてきた。というか逃げてきた。
その強い存在感の跡にふらふらついて行ってしまいそうだったからである。
年齢も無駄に重ねてきたので、ここいらで読んでみることにした。
最初はとりあえず詩から。
タイトル通り、少女のような視線で世界をとらえた詩が収められている。
少女詩集だが、大人が読む詩集かもしれない。
強烈なノスタルジーがちりばめられているし、
純粋な意地悪さというか、狡猾さのようなものがある。
そのあたりが、まさに少女詩集たる所以なのかもしれない。
詩は解説するのが難しい。
もう読んでもらうしかない。
言えるのは、多感だった十代に読んでたら、とんでもないことになってたかもしれない。。。
- 作者: 寺山修司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/03
- メディア: 文庫
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