完成度高し〜「インセプション」のこと〜
映画 「インセプション」 を観た。
ディカプリオと渡辺謙が共演したことで話題になったSFアクション。
機密情報を夢に侵入して奪うスパイのコブ。
逆に深層心理にある意識を植え付ける”インセプション”の以来を受けざる得なくなる。
仲間を集め、ターゲットの深層心理に侵入するが。。。
夢への侵入という設定はSFではわりと定番だ。
筒井康隆の「パプリカ」という作品も夢侵入モノで、私が大好きな作品のひとつである。
さて、この映画はとにかく設定が細部までこだわっている。
その複雑な設定をストーリー上で上手く説明されているのがにくい。
そして何より映像が素晴らしかった。
夢の不条理さを上手く表現していて、
現実の人間が水に落ちると、意識の世界も水が入り込む。
あるいは落下すると、無重力になったりとリンクする設定が上手く生きている。
しかもその映像はすべてがCGというわけではなく、実際に撮影している部分が多いのに驚く。
夢の中でさらに夢を見て下層意識に向かったり、
どんどんややこしくなる。
それでも引き込む力のある見応え十分の作品だった。
それにしてもディカプリオはどんどんいい役者になっていく。
歳を取ったらいい感じになるのだろう。
こういう役者が日本ではなかなか育たないように思う。。。
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