身体性〜コンテンポラリー・ダンスのこと〜
アンサンブル・ゾネ 「瞬きの場所」 を観た。
観たことないものねえがー、知らないものねえがー、面白いものねえがー、
日々ナマハゲの如く探しているわけだが、思いついた。
ダンスをまともに観たことがない、と。
クラシックバレエやフラメンコは観たことあるのだが、現代舞踊は無い。
「最近何か観た?」
「え? コンテンポラリー・ダンスかな」
なんか格好いいじゃないか。
というわけで見に行ってみた。
会場は両国のシアターX。
ウッドベースの音楽というか音が響くなか、
基本的にソロのダンスが始まる。
物語性もなく、音と身体性の調和の中で、本能的な感覚を表現するといった感じ。
単純に美しいし、気持ちがいい。
指の先まで神経が行き届いていて、ああ、人間って動物なんだなって思う。
それにしても初コンテンポラリー・ダンス。
舞台の上で人がよくわからない動きで踊っている。
だんだん面白くなってきた。
まずい。ツボに入りそうである。
入ったらしまい、笑いをこらえられない。
我慢してめをつむったら、ちょっと寝ちゃった。
正直、すべてを集中して観るのは難しい。
ストーリーがあれば別だが、純粋なダンスを見続けるのは大変だ。
踊っているほうはもっと大変なわけだが。
それでも新しい感動は得られた。
どう説明したらいいかわからないのだが、
とにかく機会があれば他のものも見てみようと思う。