本が攻めてくる〜神田古本まつりのこと〜

毎年楽しみにしている、神田古本まつりに行って来た。


前日から我が家に泊まったFも一緒だ。
Fも本は好きな方で、大学の頃「カラマーゾフの兄弟」をネタにさんざん話した記憶がある。
当時は私の中でドストエフスキーが熱かったのだが、あまり読んでいる人が少なかったので嬉しかったものだ。


古本祭りは神保町の古書店が店先にずらりと古本を出し、靖国通りに本の壁ができる。
さらに、奥の道ではさまざまな出版社がブースを出して本をセールで出す。
これが面白いのだ。


地図の出版社、数学のみ扱う出版社、絵本の出版社、誰が買うんだという本を扱っている出版社があって驚く。
右を見ても左を見ても本。本、本、本。
本好きにはたまらないお祭りなのである。


歩き疲れたのでテラス席でコーヒーを飲んでいたら、うっかり寝てしまった。
起きて隣見たらFも寝てた。
ペースとゆるさが私と似ているFは貴重な存在だ。彼だから10日間のスペイン旅行も行けたのだとよく思う。


そのあとメイドが見たいというFの要望で秋葉原を散策して解散した。
ある意味、日本の文化を堪能した一日だった。