お前かい!〜森見登美彦のこと〜

森見登美彦 著 「太陽の塔」 を読んだ。

京都を舞台に、振られた彼女を研究と称してストーキングまがいに追いかけている主人公。
そして、その周りにいる個性的な友人達。
打倒クリスマスを目標にする彼らの青春の日々をつづった作品だ。


30ページくらいで気づいた。
あれ? と。
最近同じようなの読んだ気が、と。
そうである、珍しく私が途中で投げ出した「夜は短し恋せよ乙女」と同じ作者だった。。。
かなり通じるものがあるこの作品。これでもファンタジーノベル大賞を獲っているらしい。


笑える人には笑えるらしいが。私は表情筋が固まったように動かなかった。
なるほどいろんな言葉を知っている。さすが京大。
だが、どうしても好きになれない。
これはもう好みという他無い。


前回は図書館だったので途中放棄したが、今回は古本とはいえ買ってしまった。。。
買ったからには最後まで読まなくては悔しい。
でも最後まで合わなかった。。
今回でよく解った。
私が最も苦手な作家として認定したいと思う。村上春樹を超える逸材となった。


大学の文化祭に積極的に参加して楽しんじゃうタイプの人。
会社の忘年会で酒も飲まずに酔った人の介抱を進んでできる人。
ほっこり、という言葉をよく使う人。
そんな人たちは楽しめる気がする。私のイメージでは、だが。

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)