写真いろいろ〜写美のこと〜

写真美術館に行った。

「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編」
タイトルどおり日本における写真の普及を辿るシリーズ。


新撰組土方歳三の肖像写真などが展示されている。
また、明治の三陸地震など天災の記録写真も公開されている。
幕末にやってきた写真。昔の景色や人々の様子を写真で見るのは単純に面白い。


アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」
ヴォーグなどで第一次、二次世界大戦の時代に活躍したアメリカの写真家の個展。
これが戦後直後のファッション誌の写真なのかと思えない、とにかく驚いた。
特にカラー復元されたものなど、今のそれと言われても疑わないほど洗練されている。
少し前に見たエドワード・スタイケンもそうだが、ファッション写真というのはものすごい勢いで動いているようだ。
古典を踏襲したり、壊したり、新しく作ったり、読者の目を意識するからこそなのかもしれない。


「APAアワード2013」
日本の広告写真の公募展。
今回の大賞はラフォーレの広告。ユニクロトヨタドラえもんシリーズなども受賞。
普段なにげなく消費している広告写真だが、じっくり鑑賞していみるといろんな発見がある。
考え抜かれて生み出されているわけだが、写真家の色も出ているものなのだ。


3展示すべて見たが、様々な視点から写真に触れることができた。
面白い。この一言に尽きる。