歌と映像のリンク〜「レ・ミゼラブル」のこと〜

映画「レ・ミゼラブル」を観た。


言わずと知れたヴィクトル・ユゴー原作の大河ドラマ
ロンドンではミュージカルがずっと公演されているが、映画もミュージカルである。
ちなみに私はロンドンで観ている。
が、当然全編英語なので何が何やら。ただ歌にはすごく感動した記憶がある。


さて、ヒュー・ジャックマンラッセル・クロウアン・ハサウェイがメインキャスト。
あまりミュージカルという雰囲気ではないが、これがあなどれない。
そもそもミュージカルは歌いながら演技するという不自然な表現方法であり、しかも映画。
映像はリアルなのに、登場人物はずっと歌っている。
不自然すぎるではないか。
と思いきや、全くそんなことを感じさない。


映像と歌が上手くリンクして、より劇的な臨場感を出している。
さらにミュージカルということで、この古典を観ようおいう客層が幅広くなっていることは間違いない。
話題にもなっているアン・ハサウェイの迫真の演技と歌には驚いた。
これはもう、映画館で観るしかない。


それにしても主人公のジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマン
Xメンのウルヴァリンでお馴染みすぎて、「出せ、爪出せ!」という思いが頭からなかなか離れない。。。


そして宿屋のおかみ役のヘレナ・ボナム・カーターはいい女優さんだといつも思う。
監督トム・フーパーの前作「英国王のスピーチ」でエリザベス妃を演じていたが、素晴らしかった印象が強い。
ハリーポッターシリーズや内縁の夫でもあるティム・バートン作品でのお馴染み。
日本でいうところの大竹しのぶに近い。今後も地味に注目していきたい。