いろんな意味で面白い〜歴博のこと〜

国立歴史民俗博物館」に行って来た。


千葉県佐倉市にはDIC川村記念美術館だけでなく、もうひとつ国立民族博物館、通称「歴博」がある。
なぜここにあるのかは謎だが、国立である。大学の研究施設としても利用されているようだ。


古代から現代までの日本史を網羅した博物館で、想像以上に広い。
そして日本の歴史と風俗を理解してほしいという気持ちがすごい。
展示物の量、模型の多さ、ここ紹介するかという気概。

江戸の町並みの模型、実によくできている。
平安京などの模型も当時の雰囲気がよく理解できた。


なぜか徳島の阿波人形が特集されていた。
私はこういうからくり人形のたぐいが大好きなので、このブースでやたら時間をとられた。
右側は時間がたつとパカッと動く。このパカッがツボにはまり5分くらいずっと見てた。


昭和初期の町並みを再現した中を歩ける。ちょっとしたアミューズメントパークである。
これを作る意味があるのか疑問を感じてくる。


闇市の模型。絶対にわるふざけしていると確信する。
歴博、完全にツボにはまる。


ジーパンにTシャツ」ってなんだ。


歴博は現代を扱っていることでも知られる。
近隣諸国との歴史認識を乗り越えて戦争を展示説明しているのだ。
また、アイヌやえたひにんや部落問題などの差別問題も取り上げている。
実に興味深かった。


ふざけているようにも思えるが、見ればみるほど奥が深い歴博
今回は時間の都合でじっくり見られなかったが、一日かける覚悟でがっつり取り組むといいかもしれない。
いろんな意味で楽しめる歴博、注目である。