負けられない戦い〜献血のこと〜

地震の被害は想像をはるかに超えることになっている。
被害にあった方たちの無念さ、そして今目の前にある危機と向き合っている人たちの不安。
それを思うと胸が痛む。


だが、その悲劇に胸を痛めたところで、被災者の方が救われるわけじゃない。
同情だけじゃ人は救えない。具体的に何かできないことはないか。
ある。
健康な人間なら誰でもできること。献血である。
ただでさえ不足気味といわれる血液。これからもっと必要になるに違いない。


行ってきたのは秋葉原にある献血ルーム、”AKIBA:F”だ。
まだ新しい献血ルームで近未来的な雰囲気でとにかく綺麗だ。
アキバらしくマンガや雑誌などの品ぞろえが豊富。
今回の地震が起きる前から行こうと思って調べていたのだが、
献血を行うにはいろいろと基準があるので、事前に調べておくといい。


血圧を測り、医師と簡単な面接のあと、血液の濃さなどを計測。それをクリアするといざ献血ということになる。
こんな時に不謹慎ではあるのだが、針をさして自分の血液がツィーっとチューブから吸い取られているのが面白くなってしまい、
笑ってしまった。
「痛いですか?」と看護師さんに心配された。。。まさか面白いとは言えない、完全に変態扱いになってしまう。
しかし、あのツィーっていう感じはやはり面白い。
ちなみに痛みはほとんど無い。


400ml献血したあとは、ジュースやお菓子を食べながらマンガでも読んで休憩。
初回は1時間程度だろうか。
それで救われる命がある。
これ読んだあなたが健康ならば、ひとつ考えてみてはどうだろうか。


他にもできることはあるかもしれない。
これはもう他人事ではない。
できることがあれば積極的に参加していきたいと思う。
今、まさに負けられない戦いが始まったのだ。