過去の跡〜古地図とブラタモリのこと〜
ロム・インターナショナル編 「東京を江戸の古地図で歩く本」 を読んだ。
タイトルから携帯して楽しむように思えるが、
歴史を古地図で確認してみよう、という趣向の本だ。豆知識は増える。
吉祥寺に吉祥寺が無い理由もわかってスッキリした。
最近は古地図関連本が盛り上がっているらしい。
歴史ブームもあるだろうが、やはりNHKの「ブラタモリ」の影響も大きいのではないだろうか。
私もこの番組を楽しみにしている一人だ。
東京の街を古地図や地層の視点から、実際にぶらぶら歩きながら考察する番組で、
タモリの博識ぶりが発揮されている。
これがとても丁寧に作られた番組で、視聴率も良いのも頷ける。
過去に思いを馳せるというロマンもあるが、現在に過去の痕跡を探すロマンもある。
私はわりと大正、昭和初期の写真を見るのが好きなのだが、江戸の古地図から今を見る楽しみもわかってきた。
より楽しむためにも地理と歴史の知識をもっと増やす必要がある。
本当に古地図を手に散歩する日も近いだろう。。