晩秋の気配〜物語山のこと〜

Tさん、U君と群馬県下仁田市にある物語山に登った。


何とも意味深な名前の山だが、その由来には諸説あり謎のようだ。
完全とは行かないが山々は綺麗に色付いていた。
台風被害と熊出没の警告が気になったがいざ出発。
珍しく私が先頭を行くことに。

道には落ち葉がたっぷりと覆っていて、歩くとサックサックと軽快な音が鳴る。
よく見ると落ち葉もいろんな色あり、晩秋の色と匂いを楽しむことができた。
ただ下山時には水分を含んだ落ち葉に足をとられ、何度も叫んでしまった。


途中から急に傾斜がきつくなる。台風被害で倒木も多くて意外と険しい。

頂上に着いた頃にようやく人に出会った。
今回も山ガールには会わない。山熟女ばかりである……。

頂上ではTさんがお湯を沸かして温かいココアをご馳走してくれた。
私が女子ならもうここで抱いて!って言っちゃうと思う。
本当に浸みる一杯だった。


下山したあと、近くにあるという阿唱念の滝に行ってみることにした。
ちょっとコンビニまでくらいの気持ちだったが、とんでもない。
滝までの道がこれまた荒れていて、かなりきつかった。
辿り着いた滝は水量が乏しく残念。
だが、峻厳とした雰囲気はなかなか良かった。


帰りには温泉に入ってさっぱり。
やっぱり登山後の温泉は最高だ。


大した渋滞もなく総じてスムーズな一日だった。
今回も企画から運転までTさん任せ。いつも本当にありがとう。
来年もまた行きましょ。