ひ、ひどい〜つまらない小説のこと〜
歌野晶午 著 「世界の終わり、あるいは始まり」を読んだ。
随分とハードルを上げてしまったタイトルである。
読んだことない作家で、帯にも煽られ読んでみた。
結論からいうと、「どーした?」と言いたくなる作品だった。。
幼児誘拐殺人事件が連続して起きるが、犯人は捕まらない。
主人公富樫修は小学6年生の息子の部屋で事件とつながる物を見つけてしまう。
やがて犯人しか持ち得ない証拠まで見つけ、それはやがて息子が犯人だという確信へと変わる。
前半はとても面白かった。が、後半である。まさかの夢落ち。
それも連続夢落ち。
これはちょっと……。
最後まで読んではみたが、最後まで何にもない小説だった。
ひさびさに衝撃的につまらない作品に出会ってしまった。
これはミステリー小説とは言えない。
実験的小説とでも書いておいてほしかった。
現在ワーストトップの山田悠介「リアル鬼ごっこ」を抜きかねない一品だった。
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 文庫
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