殺人的センチメンタリズム〜「秒速5センチメートル」のこと〜

映画 「秒速5センチメートル」 を観た。


新海誠監督の連作短編アニメーションという少し変わった形のアニメ映画。
正月にKが猛烈な勢いで勧めてきたので観ることになった。
ちなみにKの奥さんIZは本を猛烈に勧めてくるのだが、
夫婦同士はお互いの趣味をまったく理解し合わないので、二人とも私に勧めてくるのだ。


結論から言うと、やられた。
人生における、速度、距離、時間を恋愛を通して描いているのだが、とにかく甘酸っぱい。そして切ない。
慢性思春期の私などはもうたまらない。
ぎゃーぎゃー叫ぶほど、ちょっと恥ずかしくなるほどベタなのだが、観終わってみると新鮮な感動がある。


私はあまり過去の記憶を撫で回すようなことはしない。特に恋愛に関することはほとんど思い出さない。
が、この映画の観ると否応にも記憶が蘇ってくる。
あの頃の時間、あの子との距離、そして過去と現在とを隔てる過ぎ去った時間。
そして主題歌は山崎まさよりの「ONE MORE TIME, ONE MORE CHANCE


語りたい。
この映画について語り合いたい。
どうかU君とTさんがこの映画を観てくれますように。
2人ならきっと楽しめる作品だ。
たぶん3時間はこのネタで喋れると思う。

秒速5センチメートル [Blu-ray]

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